移動平均線での分析と活用

はじめに!
ここでは、エリオット波動論をベースに、チャート分析の基礎を解説します。

エリオット波動論て、いきなり難しそうなことをと思われるかもしれませんが、少しだけ、話を聞いて下さい、損にはなりませんから。

まず、エリオット波動論を学べば、オシレーター系のチャート分析は別として、チャート分析といわれるもののほぼ、8割は網羅して学べると思います。
そして、効率よく実践的に!
というか、わたしが、そいうカリキュラムにしました。

エリオット波動論には、チャートを読み解く為の以下の内容が含まれています。

まず、チャートを見る時の原則(理論)を理解し、それを実際のチャートに当てはめて相場の環 境を認識することです。

それでは、順番に解説していきます。
順番に読んで頂ければチート分析の基礎は理解出来ると思います。
後は、トレーニング(練習)と経験をつむことです。

内容

移動平均線

移動平均線は、現在の相場の方向を表すための非常に重要なツールとなります。
移動平均線はいろいろな使われ方がありますが、この講座では、過去と現在を比べ売り方が 優勢なのか買い方が優勢なのかの判断に使います。

水平になるということは、その設定期間の価格の需給がほぼ同じになったことを示します。 上向きの場合は、期問内の投資家が、下の価格よりも上の価格を求めることが多くなってきた と捉えることができます。 下向きの場合はそこ逆になります。
 ここでは、移動平均線の概要を簡単に説明しておきます。 グランビルの法則やその展開のMACDなど詳細を知りたい方は、ネットや書籍で調べて下さ い。

なぜ200NAを使うのか、それはグランビルの法則でプロのトレーダーが意識しているから。

一般的な考え方を日足ベースに説明します。
移動平均線の仕組み
移動平均線とは、日足では過去何日間の各終値を足していき、その日数で割った価格を表示 したものです。そして、日付が変わるごとに最も古い終値を新たな終値と入れ替えて表示して いき、それを結んだ線が単純移動平均線(MA)となります。
移動平均線を使った分析では、通常、短期・中期・長期の3つの移動平均線を表示し、現在 レートと比較しながら見ていきます。
エントリーやイグジットの判断基準の参考として、通常、短期と長期の2本を使います。 移動平均線は、平均する期間が長いほど(長期移動平均線)、現在のレートの変動よりも遅れ てゆっくりと動き、平均期間が短くなるほど(短期移動平均線)、現在のレートの動きに近づいて いきます。したがって、現在のレートが上昇中の時は移動平均線がその下に位置し、現在レー トが下降中にはその上に位置します。
長期線は現在のレートが大きく動いても短期的な動きにはあまり影響されないことから、突然 方向が変化した時などは役に立ちません。それに対し、短期線は現在のレートの動きに近づく ため変化が起こった時には速やかに反応するものの、それだけ変動が激しくなるため、騎しも多くなります。そこで、この長期と短期の移動平均線を組み合わせることで、お互いにその短 所を補うようにします。
また、長期と短期との中問に中期移動平均線を加えた3本で見ていくと、より一層判断を明確 にすることができるようになります。
平均期聞の取り方 平均期間は一般的に、日足チャートの場合、短期線では21日、中期線では90日(または 100日)、長期線では180目(または200目)を使用します。

グランビルの法則

移動平均線と価格の位置関係エントリーポイントが決まる
グランビルの法則は、買い4パターンと売り4パターンの合計8パターンがあります、

エントリーポイント
買い1  売り1は買い1の逆です
移動平均線が下向きから横ばいもしくは上向きになった時に
価格が移動平均線を上抜けたポイント

買い2  売り2は買い2の逆です
移動平均線が上向きの時、価格が一度移動平均線を下抜けした後に、
反発し再度上抜けした押し目買いとなるポイント

買い3売り3は買い3の逆です
移動平均線が上向きの時、価格が移動平均線に触れることなく
反発上昇したポイント

買い4売り4は買い4の逆です
移動平均線が下向きの時、価格が移動平均線から
大きく乖離(かいり)した逆張りポイント

売りと買いは逆になるだけなので4パターンと考えて頂ければ良い。

1番と2番は似ていますが、移動平均線の傾きが違いますので覚える際は気を付けてくださいね(=゚ω゚)ノ

買い1番のポイントを見てみると
移動平均線が下から横もしくは上へ傾きが変化⇒売りから買いへトレンド転換
さらに価格が移動平均線の上に抜けた⇒『買い優勢』
となったポイントとなります。