内容
高値・安値
まず、高値・安値は
高値 = 一定の期間の区切りで最も高い価格
安値 = 一定の期間の区切りで最も安い価格
相場は上がったり下がったり、常に波を描きながら進んでいきます。
これが、非常に大事。
高値ができ、安値を作りながら、波形を形成しながら進んでいきます。
注目されている高値・安値
高値・安値において、特に、トレーダーが意識する高値安値があります。
反対に意識されない高値安値は気にする必要がない、というより、
多くのトレーダーが意識しないような高値安値を基準にするのは有害です。
チャート上で目立つもの、特に、直近の高値と安値、これは、4時間足、日足、週足、月足などの区切り時間ごとにあります。
特に、前日、前週、前月の高値と安値は非常に意識されます。
押し安値・戻り高値
次に、押し安値と戻り高値についてです。
高値と安値、戻り高値と押し安値は何が違うのか。
その違いにより、トレーダーは相場をどう分析しているのか。
20SMAを基準にダウを認識する
専業トレーダーのルーシーさんという方がいらっしゃいますが、この人の考え方で、「標準化FX」ということで、チャートのダウ理論を見る上で20 SMA移動平均線で相場の波を捉えるという考え方をしている方がいます。
初心者には、非常に分かりやすいとお思いましたので、これを参考にさせていただき、それに追加してMT4のインジケーターを使い、より解りやすくしました。
以下のYouTube動画を先に見て頂くと解りやすいと思います。
【新基準FX】移動平均線レベルでダウを見る事によって小さい高値や安値に騙されずに済む方法
以下はこの記事を執筆している現在、2021年10月16日時点のポンドドルの日足チャートです。
どこが高値安値、押し安値、戻り高値にすればよいか解りますか。
このチャートに、MT4インジケーターのMAinColoreの20SMAとMAbaseZigZagを適用そます。
そうすることにより
ここだけ、少し難しいと思いますが、少しだけお時間下さい。
上の状態を、書籍「エリオット波動研究」に照らし合わすと以下のようになります。
中上級者で興味がある方は、書籍又はサイト内のエリオット波動論のカテゴリ記事を参照して下さい。
上図が先程の、20SMAのMAinColorとMABaseZigZagにローソク足を表示させた図です。
解りやすく、ラインを黄色にしています。
ローソク足チャートでの高値安値をある程度適切に捉えられていると思います。
補足:インジケーターの特性上、レンジ相場ではかなりジグザグで複雑に見えます。
MAbaseZigZagインジケーターの波形をそのまま信じて波動を数えるのはオススメできません。
では、高値安値、戻り高値、押し安値から見ていきましょう。
解りやすく、インジケータだけの表示画像で解説していきます。
少し長くなってきたので、次の記事で解説していきます。
根本的な考え方です。 相場には基本的に、上層トレンド、下降トレンド、レンジ相場の3つの状態しかないと考えま す。その状態を見極めるのが、トレードで勝つ上で最も重要なことになります。 それが解るようになれば勝てるようになるんです。
上の3つの状態にプラスして、覚えておくべきものでは、トレンドの発生と、トレンドの終了で
す。
上層トレンド、下降トレンド、レンジ相場、トレンドの発生、トレンドの終了
この5つの状態を見極めること、それが全てと言って過言ではないと思います。
ダウ理論は、全てのトレーダーが使っていると考えていいと思います。 トレードではいろんな手法があって、特殊なやり方も確かにありますが、しかし、そういうもの は、ほんとうにほんの一部です。 全てのトレーダーが使っているのですから、機能するのは当たりまえです。
高値、安値、サポート、レジスタンスが先では?
高値、安値をチェックして、サポート、レジスタンスのラインを引くのが先ではないかと思うかも しれませんが、ですが、初心者の内は、その高値、安値、サポート、レジスタンスラインの場所 が解らないと思います。 ですから、チャートを見たらまず、相場の状態が、上層トレンドか、下降トレンドか、レンジ相場 かをダウ理論を基に、イメージすることが最初ではないかと考えます。
ダウ理論とは・・・という一般的な説明は省きます、詳しく知りたい方はネットで調べて下さい。 必要な部分だけ取り上げます。
ダウ理論を正しく理解する
ただ単にそのような現象(パターン)があると「暗記」するのではなく、なぜそのような動きをし、 なぜそれが有効なのかを「理解」することが重要です。
上昇トレンド ……. 高値・安値を切り上げる
下降トレンド…. 高値・安値を切り下げる高値切り下げ100安値切り下げ、下降トレンド
レンジ相場
トレンドの発生
トレンドの発生の多くは、レンジ相場からの上昇トレンド、又は下降トレンドの発生です。 上昇トレンドからいきなり下降トレンドや、下降トレンドからいきなり上昇トレンドが発生するよう なV字型の反転相場は少ないです。 但し、短期足の1分~1時間ぐらいまでの足の場合は別です。 あくまでも、スイング(長期足)の場合であることを認識してください。
トレンドの発生の特徴としては、大きなロウソクの出現です。 小さなロウソク足がゆっくりと次第にトレンドになっていく場合もありますが、トレンドの初期の 特徴として大きなロウソクの出現し大きく展開することが多いです。
トレンドの終わり
トレンドの勢いが衰え、逆の動きが顕著になり若干方向性がなくなってきてトレンドが終わりま す。トレンドが終わるとレンジ場になることが多く、必ずしもトレンドの終わりが天井・底とはなら ないです。トレードが一番難しい局面です。
チャート上ではこの局面を見ると方向感がなく、かなりランダムに上下に激しく動いている感じ に見えます。このような局面では、少し様子を見るのが無難です。